月の涙に宿るのは。

作者翡翠

‘‘あのとき”誓ったんだ。
私は強くなる。
だれにも負けない、だれにも守られない。
涙と弱さは‘‘あのとき”に置いてきた。
さあ、始めようか。7年前の復讐を。







私は必ず果たしてみせるよ。








だってそれが私の‘‘目標” であり、‘‘夢”であり、

‘‘復讐”であるから。








だから待ってて。









そう言って1人の少女は静かに幕を開けた。