震える腕のその中でⅡ

作者ふぃじぃ

同じ時を過ごし少しずつ仲を深めた4人。
そんな中、突如としてやってきた空へのお見合い話。
しかしそれに疑問を持った優梨がとった行動とは?




人は想いを伝えるために言葉をもった。





それは他の動物たちには決してできない

人間ゆえの営みだった。







しかし伝えるということは

簡単に見えてその実とても難しい。





言葉を持つが故に心を通わせ

言葉を持つが故にすれ違う。





だからこそ人間は










分かり合えた喜びに涙するのだろう。









震えた腕のその温もりは

貴方の優しさだとあたしは知ってる。