伊東ミヤコ
光
痛々しいほど退廃的な美少女、ヒカリ。
歪んだ愛で、ヒカリを自分の世界に閉じ込めようとする、「おにいちゃん」。
ヒカリの選ぶ道を、ただ見守ることしかできないもどかしさを感じながら、ヒカリを連れ出してくれる誰かの存在を待っていました。
同級生のモモは、そんなヒカリの前に現れた、新しい息吹。
心に立ち入ることなく、一緒にいない間も、いろいろなことに気付かせてくれた素敵な男の子。
最後の最後まで確信のもてなかったラストですが、胸の熱くなりました。
ヒカリが、本当の光を見つけるまでの軌跡。
どうか、ご覧になってみてください!