作品コメント
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- 花野
(,´∀`*)
久しぶりにおもしろい小説に出会えました♪
一気に読めちゃいます。
光ちゃんが幸せになってくれてよかったです^^ - きたみ まゆ
切ないくらい美しい
持て余すほどの激情
身を守るすべを知らない
むき出しのままの純粋さは
彼女が堕ちていこうとすればするほど
赤く輝きを増して周りを魅了する
たぶん、一生に一度
子供から大人に変わる時期にしかできない
見返りなど求めない
すべてをかけた捨て身の恋。
たくさんの苦しみと哀しさと切なさに
読みながら胸が苦しくなりました。
出口のない濃密な恋と
穏やかで暖かな時間
求めるものは何なのか
自分の居場所はどこなのか
切ないくらい美しい描写で描かれた
一人の少女の軌跡。
とても素敵な作品です。 - やなぎみお
憂いの赤
小さな頃から、他の人よりも冷めた目をして生きてきた、ヒカリ
そんな彼女の前に現れた、家庭教師のお兄ちゃん
彼の一言でヒカリの価値観は変わります
溺れるように、お兄ちゃんに恋をして
周りが見えなくなっていく
そして、お兄ちゃん自身のトラブルによって降り懸かる、苦しみ
そんな中出会った、モモ
彼との出会いでヒカリは少しずつ視野を広げて行きます
最終的に彼女がだした結論
そして掴んだ幸せ
深い憂いの赤がキラキラと輝く赤に変わっていく様が丁寧に描かれています
刹那的な恋・穏やかな感情
それら全てを合わせた彼女の成長をぜひ味わってほしいと思いました。 - 伊東ミヤコ
光
痛々しいほど退廃的な美少女、ヒカリ。
歪んだ愛で、ヒカリを自分の世界に閉じ込めようとする、「おにいちゃん」。
ヒカリの選ぶ道を、ただ見守ることしかできないもどかしさを感じながら、ヒカリを連れ出してくれる誰かの存在を待っていました。
同級生のモモは、そんなヒカリの前に現れた、新しい息吹。
心に立ち入ることなく、一緒にいない間も、いろいろなことに気付かせてくれた素敵な男の子。
最後の最後まで確信のもてなかったラストですが、胸の熱くなりました。
ヒカリが、本当の光を見つけるまでの軌跡。
どうか、ご覧になってみてください! - みふう
切なさの先へ。
最後まで読み終えて、様々な想いが胸を締め付けている。
少女から女性へ。
愛するということを考え悩み、導き出し大人になっていく。
ただ一途に愛することが何よりも大切だと思っていたヒカリが、
おにいちゃんとの関係に悩み苦しむ場面は胸が張り裂けそうに痛かった。
全体的に切なさ漂う作品ですが、そんな中、他とは違う穏やかな雰囲気を放っているのがモモという存在。
飾らない優しさ、心地好い距離感。
この作品でのモモの存在意義は大きく、ヒカリにとってもすごく重要な存在だと感じた。
『ホントに、厄介』
後半でモモが呟いた一言に頬がにやけ、胸が熱くなった。
きっと好きよりも強く、
愛してるよりも確かな告白なんだと思えた。
自分らしさを探しながら、
愛して愛されて。
傷ついて傷つけて。
それでも前へ進む。
『大切』を考えるひと時を。
オススメの作品です。
是非ご一読を。