「他人なんて信じるな」
そんなあなたの言葉を
私は信じたりしない
ねえ
近くにいるのに遠いなんて
誰が決めたの?
- 最終更新日
- 2011/02/04
- 作品公開日
- 2011/02/04
- ページ数
- 完結 8ページ
- 文字数
- 1,194文字
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作品コメント
3件
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- 伊東ミヤコ
不透明なようでいて透明な 曖昧でいながら、自分に正直でありたいと願う主人公の胸の内。 とめどもないようでいて、真理に近づいているのか。 正直、7ページという短さでは、まだ結論が姿を現しきれない。 でも、気にすることなんてない。 この文章の気持ちよさと余韻に、しばらく身を任せていようと思う。
- みふう
相反する世界 導入部分だけを切り取られたような作品。 詩のようで詩でなくて、 今までの作品とは違う色を持った短編。 表紙の写真もとても素敵で、 上手く言葉では言えませんが、 心にスッと入ってくる雰囲気がとても好きです。 作者様は凛としているイメージだったので、 不安定で少し濁った雰囲気がとても新鮮でした。 出来れば、長編で。 それが無理ならまた別の短編で、 こんな雰囲気を是非堪能したいと思いました。
- きたみ まゆ
信じるのもを決めるのは自分 スポットライトの中のあなたと 傘のしたで笑うあなた 実像と虚像 理想と現実 幸せと不幸せ どれもきっと真実で どれもきっと嘘だ。 断片的に浮かぶ いくつもの記憶の中で 信じる物を決めるのは いつだって自分。 長編小説のお得意な著者のNAOさんの 初の短編ですが とてもNAOさんらしい一筋縄ではいかないような 切なくて美しい7ページの世界です。 白黒つけられない曖昧な世界と スポットライトの光がとても印象的でした。