作品コメント
3件
ログインすると作品コメントが投稿できます
- 伊東ミヤコ
不透明なようでいて透明な
曖昧でいながら、自分に正直でありたいと願う主人公の胸の内。
とめどもないようでいて、真理に近づいているのか。
正直、7ページという短さでは、まだ結論が姿を現しきれない。
でも、気にすることなんてない。
この文章の気持ちよさと余韻に、しばらく身を任せていようと思う。 - みふう
相反する世界
導入部分だけを切り取られたような作品。
詩のようで詩でなくて、
今までの作品とは違う色を持った短編。
表紙の写真もとても素敵で、
上手く言葉では言えませんが、
心にスッと入ってくる雰囲気がとても好きです。
作者様は凛としているイメージだったので、
不安定で少し濁った雰囲気がとても新鮮でした。
出来れば、長編で。
それが無理ならまた別の短編で、
こんな雰囲気を是非堪能したいと思いました。 - きたみ まゆ
信じるのもを決めるのは自分
スポットライトの中のあなたと
傘のしたで笑うあなた
実像と虚像
理想と現実
幸せと不幸せ
どれもきっと真実で
どれもきっと嘘だ。
断片的に浮かぶ
いくつもの記憶の中で
信じる物を決めるのは
いつだって自分。
長編小説のお得意な著者のNAOさんの
初の短編ですが
とてもNAOさんらしい一筋縄ではいかないような
切なくて美しい7ページの世界です。
白黒つけられない曖昧な世界と
スポットライトの光がとても印象的でした。