私は、貴方とは正反対。

 だから、好きになったの。

バケモノが恋をしたらどうなるか、知ってる?



サラサラの金髪に、空を映した様な瞳。


そして陶器の様な真っ白な肌。


物語の中から抜け出して来た様な容姿に似合う


───人形みたいに感情の抜けた顔。


ニコリとも笑わず、ただ黙っている少女。



そんな少女の前に現れた、少女と顔は瓜二つなのに、性格は正反対な少年。


そんな彼に、



───恋をした。





葉鳥怜(はとり れい)

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羽川真白(うがわ ましろ)




『私は、そんな貴方が好きなのよ』