一族に伝わる守護の力が使えない、雪菜。彼女の前に突然現れた吸血鬼はーー力の覚醒の代償は、姫の全てだ。姫君と吸血鬼の物語。



ふわり、ふわり。

舞い降りた雪は白銀に。


ひらり、ひらり。

散りゆく花は金色に。




「ねえ、金燐。

私は天主にふさわしいのかな?」


祈りによって国を守護する

雪光国の姫君、雪菜




「吸血鬼のため、雪光国のため。

無理に押し倒せない私は……

雪菜に、甘いらしい。」


歴代最強の魔法剣の使い手

吸血鬼一族の長、金燐





白銀の雪、金の華


寄り添うことが、宿命か

避け合うことが、運命か





聖南さま☆るのあさま★奈津さま

素敵なレビューをありがとうございました。