好んで孤独に寄り添い生き
て来た。ヤツは、自分が好
んだものに対してはとても
粘着質であり、いちど気に
入ったものをなかなか手放
そうとはしない。「そうそ
う簡単に逃がしてなるもの
か」と、不気味にそろそろ
と腕を伸ばし、おれの背中
を撫でるのだ。
ひとりになりたくない。孤
独がこわい。
どうか冷たい雨よ、おれの
心の火まで奪ってくれるな
――本文より
孤独だったギャング・スタ
ー、シェリーと、ある雨の
晩突然姿をあらわしたなぞ
の若いオトコ、マサオ。
ちいさきギャングたちの物
語です。
sp thanks!
Rapid-fire一周年記念大会
総合順位/第二位をいただ
きました。
マサオ と
シュン