星影とと
すーぐ泣く奴なんか!
同じクラスの望月は、明るくて話しやすくて、高校ではじめて出来た女友達。けれどある日……。「ねぇねぇ、与倉くん!!"鬼狩り"って知ってる?」――望月には、『秘密』がある。
筋書きとしてはそんなにコメディというわけではなく、際どい場面もあるというのに、何故か漂うほんわか感。これぞ作者様の作風と言いますか、持てる技だと思います。
そして望月さんが可愛いのは鉄板として、与倉くんが可愛いとかどうしましょう(笑)やられっぱなしですしね。そんな二人の会話がトントンとはずみ、その様子がとても微笑ましいのです。特に、嫌いなはずなのに美味しく感じる焼きそば。これって凄く共感出来ました。
やられっぱなしの与倉くんですが、これからは望月さんをしっかり守ってあげるんだろうな。希望を持てるラストでよかったです。
与倉くんは両親を亡くしているし、望月さんの家の事情も厳しそう。ふたりは、強くない。けど、一緒なら笑って生きていけそうな。まさにラブファンタジー! おススメです♪