もしも”彼女”に戻れたら。

作者猫輔

女であることを隠して、大好きなプリンスに仕えるナイト。
またプリンスも、ずっと彼女を想っていて。
プリンスの后となる少女がさらわれ、2人で助けに行くけれど―――




「ルディアーナ、今日からお前は王族騎士…”ナイト”だ」



父がそう言ったあの日から、


僕は”男”になってしまったけれど。



それでも


あなたへの想いは消えなくて



叶わなくてもいい


あなたに仕えながらでも


あなたのそばに、


いられればいい




でも



いつか”彼女”に




ルディアーナに、


戻れるのなら―――