忘れかけていた。
あのころの思い出。
もう先生とは会えないって
そう思って
決め付けてた。
「お前になんか、会わなければよかった。」
こういったことを平気な顔をして言う。
それは、私が先生にどれだけ夢中か分かっているから。
「そういう顔すんな、無理やりでも奪いたくなる。」
また真剣な目で私を見つめる。
私は先生が好き。