ムゲイ

究極の叙述トリック
「騙されたー!」

「やられたー!」

「驚いたー!」

「感動したー!」


 etc....そんな感想の叙述トリック作品ってありますよね。

 例えば、ボクとかオレとか語る一人称ケータイ小説で、結末にいたって実は「女でした」みたいなネタ。

 あるいは、結局「妄想でした」みたいな夢オチetc....



 そりゃ騙されますって、その多くが騙し討ちなんですから。



 伏線はない、あっても主人公がそうだと主張しているだけで確実にそうとは限らない、他の解釈を否定する決定的証拠がない、etc....上記の例でいえば、「オレは女です」って別に「オレは男です」でもそれまでの話は成立するのだから。

 ミステリー(推理)小説と見せかけ、中にはあざとく他ジャンルで発表しといて、ただのびっくり小説という作品ありますよね。

 しかしそれらの息の根を止める、“すべてが伏線、すべてがトリックという究極の叙述トリック”が産み落とされました。



 しっかり、あなたの目で確認してください。



 これが“ロジック(論理)の魔術”。