兄を殺された少女アイオン・バークワースは復讐を望み、人を殺せる人間になるべく銃の修練に励んでいた。村で起きている事件を解決するためにやって来た流れ者の探偵ギィ・デュバルに「子供にガンファイトは無理だ」と馬鹿にされても、アイオンは復讐をあきらめない。
「私は人を撃てるってことを、この男に証明してみせ…

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「お前が俺の案内人? まだ子供に見えるが」


「子どもとは失礼ね。もう十六よ。私はアイオン・バークワース保安官代理。病床の父・ジョージ・バークワース保安官に代わってあなたを案内するために、きちんと任命されてここまで来てるんだから」


 ショートガウンにつけた星形の保安官代理バッチをつかみ、私は負けじと男をにらんだ。ほぼ強奪に近いかたちでぎっくり腰の父からもらった保安官代理バッチだが、一応誓約とかの手続きはきちんと踏んだものだ。