〝――ねえ、昌樹くん。
どっか行っちゃわないよね?〟
前から、不安だった―――。
彼が居ない世界を考えると、
今にも震え出しそうだった。
〝俺さ、お前に惚れてっから〟
――〝一目惚れ〟んなもん
存在すんなら見せてみろ、
そう思ってた。けど、俺は
キミに溺れっぱなしだった
不安でも、好きがいっぱいで……
俺たちは、想い合えていたんだ。
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●この物語は、Rough boy の
もう一つの物語です。
采那の過去に纏わるお話です。
本編に合わせての更新となります。