木々に囲まれて
頭上にぽっかり開いた穴
落ちる雨は、すべての音をかき消して
積もる雪は、自分以外のすべてを白に塗りつぶし
流れる雲は、留まる事なく去っていく
季節は巡り、繰り返され
今日も独りで立ちつくす
待っている
願いは、君に届いたのだろうか
優しい世界は、泣きたくなるほど悲しい