コンプレックス

作者片瀬 きい

「愛してるって」私の、その言葉は宇宙で一番軽いみたいです。










*これは一体何の因果でしょうか?*





彼は、



優しく、





「それが今のコンプレックス

じゃないの?」




わたしの傷口を



えぐりました。










溺れるのはわたしの方だって


気づかない内に


分かってたの