「あ、たこ焼き…」
お店の机に置いていたたこ焼きは、小さい男の子にもぐもぐと食べられていた。
「おい!太陽!何食べてんだ!」
顔を上げると、4人の男たちのうち小柄なオレンジの頭の美少女顔の男。
「お姉さん、ごめんね…。買い直すから、少し待っててくれる?」
エロエロの雰囲気を醸し出している銀髪。
「太陽、お前まじありえねぇよ、こんな美人のねぇーさんによ!いや、いい出会いかもしんねぇーな?俺は清楚系が好きだからよ。太陽よくやった!」
金に近い茶髪のいかにも不良ですっていう、耳ピヤス。
「いくらした」
黒髪の主語ない男。
ーまさかあなた達とこんなに関わるなんて、大切な存在になるなんて、思わなかった。