鳴かぬ蛍が身を焦がす

作者ジョージ

若頭×護衛の主従ラブ。オトコとして生きてきた少女と、弱さをさらけ出せない男。二人の出逢いは必然か?

父さんによく似た容姿を、あの女は狂おしいほどに愛した。


男として、求められるまま応えてきた……つもりだった。


このまま続くかのように思われた日常は、終わりを告げることとなる。





ーーあんたなんかただの代わりのくせに!





そう、あの女が言ったから。




もう何もない。


死に場所を求めて彷徨う私が出逢ったのは、哀しい目をした貴方だった。







女としての生き方を捨てた少女と、孤独の中で生きてきた男。


二人の間に生まれた感情を、愛とは呼べない。けれど恋を出来るほど純でもない。


不器用で手探りの関係。





*当作品における喫煙・飲酒・暴力表現につきましては、あくまでもフィクションとしてお受け止めいただければ幸いです。