しばらく潜っていました。定番ネタといえば定番ネタなんですが、まぁとりあえずはご賞味あれ。

光、あれーーーーーー



それはある種の号令。



混沌たる闇を切り分け、形作り、顕現する。



その中でも、号令者の似姿を与えられた者たちは、自らを称して“ヒト”となった。



光に形作られた“ヒト”は愚行を繰り返しながらも懸命に歩み続ける。



しかし、切り取られた余りの闇は、いまだにうずくまっていた。



光に照らされ、土から生まれた者たちとは違い、そこにいつまでもとどまっていた。



時には光の者を侵しながらも、闇の者はとどまり続けた。



いつまでも、いつまでも。



光と隣り合った、薄暗い闇の中で。