「おまえに恋をしていたのは、わしの方かもしれない…」七十五歳、梅吉の想い。
「愛してるなんて、軽々しく口にするものではない。本当に、心から相手を想う気持ちがあるのなら――」
まゆかの右目からぽろりと一粒こぼれた。
「おまえをこんなふうに泣かせたりしない」
七十五歳、梅吉の想い。
*2008.7.30 公開*
完結してます。