緑茶

人間の欲望を立体的に描き出す
“この物語は、何を伝えたいのか”

意識的に、あるいは無意識的に読者は考えながら本を読みます。この物語は<強欲>というテーマが予め提示されている為、読み手を深みへ誘う利点のある一方で構えさせてしまう不利もあると思います。

しかし中身は期待を上回り、誰にでもある強欲な部分を主人公にさらけ出させる事で読者を共感させます。或いは共感させないまでも、否定的な感情を持たせない巧みな文章でどちらかと言えば太めの線で描かれています。

今も昔も友人である<彼>と主人公。そこに<彼女>の姿だけが無く、しかも<私が殺した>と主人公は早々に言っています。

主人公は明らかに何かを隠しているはずで、<彼>は<彼女>の死をどこまで知っているのか。果たしてその真相は?

と続きが気になります!!

行間の統一感が無い事と、文の途中での改行が気になったので☆4つ(>_<)

長い文章で読みにくくなるのが気になったら、思い切って読点を増やす等工夫があっても良いかも知れません。個人的には長文でもいいかなと思います。

これから徐々に明かされるであろう過去を楽しみにしています!!