永
行栄さんと社会と"曖昧な未来"
とても斬新で個性的、新しいジャンルの小説に感じました。
ただの恋愛小説だけにあらず。
主人公の名前が「亜希」ちゃんということで、
作者様の実体験なのかな?と途中から思いにふけりながら
読ませていただきました。
全体的に話の流れや、それぞれの登場人物の感情表現、シーンの描写などが
非常に淡々としていて
それがとてもリアルさを引き出していました。
最後の最後まで行栄さんの心内が垣間見れなかったのも切なさを煽られます。
お坊さんとの恋。
第三者から見たら"珍しい"の一言で終わるでしょうが、
この作品を読むことで考え方がガラリと変わってしまいます。
それぞれの登場人物にその後の幸せがありますように。
今後の執筆も頑張ってください…!