柚子暇
しっとりとした世界観。
文章にセンスが感じられます。
終わり方も美しい。
「雄飛達は何で死んだのか?」「青年の正体は一体何なのか?」は
私にとっては消化不良の部分ではありません。
あえて書かれてないのは分かるから。
ただ、「どうして阿琉架耶は最後に出て来ないのか?」は消化不良ですね。
死んだのか? それとも敵方にいるってこと?
これらは他作品を読むと謎が解けるのでしょう。
P.20の「少女」は耶朱陀のことでしょうか?(他に女性が出ていないから)
耶朱陀は母親だから「少女」ってイメージではなく、誰だろうか? と疑問でした。
P.18は一番の謎。
「この世の者ではない」という言い回しだと、私はどうしても「死者」を連想してしまいます。
「他の世界」という意味ですよね?
他作品をちらっと見させて頂いて、なんとなく謎は解けたのですけれど、
この短編だけで読むには難しいかも…
他作品を既読の人向けですね。
私も機会をみつけて他作品を読んでみたいと思います。