主人公の”立夏”がある日出会ったのは、人魚姫のおとぎ話のように海底から出てきたと名乗る自称人魚の”海。”
彼女はずっと憧れていたすべてが見たいのだという。学校も家族も友達も、全部忘れて二人で旅をする。
だが、人魚と接していくうちに忘れていた、いや忘れていたかった一つのことを思い出していく。

この…

海の底