作品コメント
ログインすると作品コメントが投稿できます
- 柚子暇
しっとりとした世界観。
文章にセンスが感じられます。
終わり方も美しい。
「雄飛達は何で死んだのか?」「青年の正体は一体何なのか?」は
私にとっては消化不良の部分ではありません。
あえて書かれてないのは分かるから。
ただ、「どうして阿琉架耶は最後に出て来ないのか?」は消化不良ですね。
死んだのか? それとも敵方にいるってこと?
これらは他作品を読むと謎が解けるのでしょう。
P.20の「少女」は耶朱陀のことでしょうか?(他に女性が出ていないから)
耶朱陀は母親だから「少女」ってイメージではなく、誰だろうか? と疑問でした。
P.18は一番の謎。
「この世の者ではない」という言い回しだと、私はどうしても「死者」を連想してしまいます。
「他の世界」という意味ですよね?
他作品をちらっと見させて頂いて、なんとなく謎は解けたのですけれど、
この短編だけで読むには難しいかも…
他作品を既読の人向けですね。
私も機会をみつけて他作品を読んでみたいと思います。 - めぐり飛空
美しいコトバ
表紙をめくった一瞬のうちに、別世界へと誘われました。
作者様の作り出す世界観。
美しく綴られる言葉が織り成す文章。
完成させていると感じました。
確かに謎が多いと思いましたが、あとがきを読んで納得。
作者様の作り出す壮大な世界。
他の作品も是非読ませていただきます。 - 刈り取る者
先鋭された文章
新参者が、無遠慮にレビューすることを失礼いたします。
まず、僕が驚いたのは文章力です。殺伐とした世界観を、素晴らしい表現で表しており。読者に、先を読ませたくなるような魅力を、溢れさせておりました。
ただ、難しく書いている余り。長編では良くなるモノが、短編のおかげか、取っ付きにくいモノに仕上がっているのが気掛かりです。
作者様の作品を知っている方は、統一した世界を理解出来ますが。テーマ文章ということもあり、所見の方も多いことでしょう。
そういった配慮が、もう少しあるのならば。読者は、ますます貴女の虜になりますし。他の作品を読んでみたいのでは、と思うのではないでしょうか。
作者様自信も、今回の作品に疑問を抱いているようですし。次回は、新しい自分を見つけてみる作品のほうが。面白いと思いますよ。 - 藤宮藍羅
統一された世界のヒトカケラ
文章のひとつひとつが非常に丁寧な言葉で綴られています。
『こんな表し方があったのか』と読んでいて感じました。
穏やかな日常風景のようであって、しかし戦いと隣り合わせでいる。
力があるからこそ、それを“戦い”にではなく“守るため”に使いたいという思いが込められています。
そして、大切な人を失って初めて気づく、命の重さ、尊さ。
全ての謎は作者様の作品『沙羅夢幻想』をはじめとする統一された世界で巻き起こっています。
この『白花埋葬』は短編でありながらも、その世界の一部を覗き見ることができます。
次々と繋がる謎という名の罠に、皆様もかかってはみませんか。 - 蓮水詩織
儚くも美しく
言葉の一つ一つが美しく繊細に綴られています。
『涙の数だけ……』。
その繰り返しがとても胸に響きました。
作者様の作品は世界が繋がっているとの事で、更なる広がりを感じさせてくれます。
何処かでまた彼らに会いたいと思いました。
儚くも美しい、素敵な作品です。