もう二度と会えなくても…

作者翡翠

生まれつき、心臓に
病気を持っている直哉。
それでも、一緒にいたいと願い続けた千夏。

2人の甘く切ない物語が、ここに…。


※下手くそですが一応切ない系です。

「ほら千夏。あれが射手座だよ。

俺とお前の星座だな。」


「本当だっ。キレイ…。」



冬の空を、一緒に見上げたよね。

覚えてる?


よく遅い時間に海岸に行って、

たくさんの夜空を、二人で見たよね。

君は、たくさんの星座を知っていて。

全部私に教えてくれたんだっけ。


来年も再来年も、ずっと一緒だって

思ってたのに。

もう、会えないなんて…。


――寂しいよ……