airu
打ち上がる2人の未来。
ナルの中に存在する卑屈な劣等感は、母親が潜在的に植え込んだモノだと感じ、親である自分には可哀想で切なかったです。
そう解釈すると、淡々と人の裏の表情をドライに解釈するナルは潜在意識と幼い頃から戦ってる、強く熱い女性なんだと思いました。
様々な人間模様に色んな想いが纏まらない程、共感しましたがラストは、やはりトクとナルは異質なようで、恋人関係以上に同じプレッシャーに強く熱く生きてる、同志的な存在だったんだと想いました。
作品全体を通して
是非、2人の惹かれ合う理由を解いて欲しい。
そんな謎かけを恋愛小説に感じた素敵な作品です。