失った記憶が蘇ってくるミオ。写真に写る愛おしい人との記憶。キョウに会いたい。そう訴えた目の前にいる人は…。
記憶が混乱する中、一枚の写真を見たあたし。
『キョウ…』
「分かるか?」
胸が苦しくて視界が歪んで見えた。
『キョウと、…あたし、仲良かったんだね』
「あぁ」
『…会いたいなぁ、…キョウに』
「…ミオ?」
『会いたい…』
歪んだ視界で微笑んで言った。
『キョウに、会わせてよ』