日常と非日常の間でえんやこらする学生と化物達の話。
午後4時44分
寂びれたテーマパークのスピーカーから童謡が流れる
大輝も、えりざも、花音も、晴明も一言も喋らなくなった
夕焼けの中、カラスの影が遠くに遠くに遠ざかって行く
俺達はもう、高校生ではないのかもしれない
誰にも言わなかったけれど、その時ふと、そう思った
illust TAKAMATUSANN