アサイ

心を鷲掴みにされる
売れない小説家、凛平とケータイ小説が大好きな女子高生、奈緒ちゃん。そんな2人の淡く切ない恋のお話です。

読み始めて直ぐに「京男」の世界にどっぷりハマってしまいました。限られた文字数にも関わらず、作者様の巧みな文章と読者の心を鷲掴みにしてしまうストーリーの運び方のおかげでグイグイ物語の中に引きずり込まれて、一気に読めてしまいます。

ただの薄っぺらい恋愛小説とは違い、この作品は読み終わった後の満足感が半端ないです。最早、途中からは映像でも見ているかのような錯覚さえ引き起こしました。

とても読みやすいのも魅力の一つかと思います。
続編も読みたい、そう思わせてくれる作品です。