木花さくや
転校生は吸血鬼
喧嘩は負け知らずの女子高生、原田奏。
毎日靴箱に入っているラブレターはすべて女の子から。
たまに男の子から手紙を貰うと思いきや、その内容は果たし状。
そんな男の子以上に男らしい奏は、ある日女性が痴漢にあっている現場を目撃する。
苦労して女性を助け出した次の日、学校に急に訪れた転校生は、昨日の痴漢男で――!?
丁寧な情景描写及び心理描写、また魅力溢れる個性的なキャラクターのお陰で全く違和感なく、楽しく読むことが出来ました。
主人公と吸血鬼の恋愛が主軸のようですが、担任教師の新田や親友の皐、喧嘩友達(?)の佐々等とのやり取りも、とても楽しむことが出来ました。
個人的には佐々等のちょっとおバカなキャラクターが大好きです。
またストーリー展開も急きすぎず丁寧に書かれているので、吸血鬼との恋というテーマも全く違和感を感じませんでした。
物語はまだ始まったばかりのようで、勝ち気な少女の奏がこれから吸血鬼のミツキとどのように関係を築いていくのかが、非常に気になります。
一見の価値アリです。
ぜひ読んでみてください!!