まいみ

巧みな惹き付けと美しい描写に圧巻!!
とある過去から始まる物語は、その緻密な構成力と繊細な描写のおかげで、一気にその世界に引き込まれます。


一言で言うと、とても"美しい"世界で、それぞれの苦悩や痛みや迷いが、まるで穏やかに流れる風のように自然と読んでいる者の心に流れ込んで来ます。


あまつさえ、次々に入れ替わる視点での話の進め方に何の違和感もなく、これは作者様の文才があってこその惹き付け方だなぁ、と思いました。


あまり感情を口にしない聖の心理描写も、この作者様のお力にかかれば、まるで水の流れのごとくツラツラと、その書き手の意図するままに心に叩きつけられるのです。


叶夜(名前がすごく素敵です…)の切ない恋心にも、とても胸が切なくなりますが…弥鈴の行動力があってハツラツとしたところなんかも、すごく好感触が持てて、より物語を楽しく読むことが出来ます!!

個人的には、叶夜より聖が好みなんですが///


お話もこれからが、さぁ本番☆彼らの背負っている過去などが、すごく気になります!素直に面白いと思える作品なので、更新が楽しみですね*^^*