海辺の街での出会い――。
離婚し、
傷心した心を癒すために一時の休息を。
そんな思いで祖父の別荘へとやってきた、
鈴宮リツカ。
海の見えるその場所で出会った、
鎮野ルイ。
言葉を交わす度、
触れる度、
想いが溢れてくる。
夏に出会った君は、
蜃気楼のように危うい存在だった。
でも、私は、
あなたと共にいたい――。
2015.7.7 start
2015.7.9 end
*引用*
トルーマン・カポーティ著
「誕生日の子どもたち」