わたしの最初の記憶。
それは、白い天上とタイルの壁。
そして、白衣を着た貴方の姿でした。
目を開けたわたしに、柔らかく微笑んだ貴方は言いました。
「おはよう、私のちぃ(AE)。今日が君の誕生日だよ」
初めて貴方を見たその日、わたしは生まれました。
そして、この耳が、目が、肌が、貴方という存在を認識した時、本来持ち得ないはずの「心」が、わたしに芽生えたんです。
その瞬間から、わたしの時間は貴方と共に、ゆっくりと流れ始めました。
※注意
一人称表記で、前半、主人公の精神年齢が低いため、漢字はあまり使用しておりません。
中盤からラストに向け、主人公の精神年齢が急激に上がるため、漢字が増えてまいります。
☆沢山のいいねコメント、ありがとうございます!
💓9月大賞エントリー予定💓