『もしもし?』私はその一言だけで元の私に戻れるのです。触れることは無くても、ラプンツェルの塔から垂らされるおさげ髪のように。
恋に支配されない。
どんなにあがいても、心は醒める。
奥底に、君が居るから何も必要としていない。
どうして、結婚しなければいけないのですか?
どうして、無理矢理恋愛しないとおかしいと思われるのですか?
焼け付くような、この執着心と苦しみの残滓が私にとっての幸福なのに。
永遠を生きれない。
一度は互いに死んだと思った。
今、この世で声を交わす以外に何が喜びだろう?