嘘婚/三咲 こう
現代のシンデレラのよう借金まみれで無職になった美波の前に現れた遊。その出会い(…いえ再会だったのですよね)はまるで映画のプロローグを見ているかのように情景が浮かびました。まさに現代のシンデレラのようで、物語のテンポがよく、ついつい引き込まれていく序盤と、お互いを意識しつつも素直になれない中盤、そして幼い頃の出会いに気付いた美波と、遊が結ばれるエンディング。どれもが読みやすくて、気付いたらお話が終わっていました。とても素敵な作品でした。