約1000年。
それが、
私と貴方との大きな隔たり。
それを知っているから
私は貴方を愛してはいけない。
なのに、
愛してはいけないのに、
どうして貴方はこんなにも。
私の胸の内へ焼きついて離れないのでしょう?
「貴女が居ないと私は、
生きてはいけないのです……隆姫」
違うの……違うっ!
「貴方は私を動揺させるのが上手だわ」
私はこの時代で、
たった一人の人を心から
愛しています。