光を失った彼女は歌姫となり人々に光を与えていた。生まれながらに闇しか知らない俺は、ただ眩しく彼女を見つめた。
両親が海になったとき
私はまだ幼くて
この世の色んなものが
目の前から消えてしまった恐怖を
肌に感じずにはいられなかった
あなたが私を見つけた日
私はあなたを知りたいと思ったの
あなたの温かな体温と
優しく触れる不器用な指先と
知るほどにあなたは温かで
"さようなら"なんて悲しいから
私は思わず言ってしまうの
「また 浜辺で会いましょう」