サッカー好きの大学生、野中 龍斗が恋心を抱くのは昔馴染みの 秦野 若葉。彼が想いを口にできない理由。それは彼女の悲しい過去にあった。不器用な少年の切ない恋物語
『のんかはさ、笑ってる方がいいよ』
いつの間にか、アイツのことばかり
気にするようになっていた
『…阿呆』
気がつけば、
いつまでも大人になれない自分がいた
アイツが教えてくれたのは
16年に渡る、一途なこの想い
『じゃあな、“あんた”…』