教室に溶ける

作者松麗

狭い教室の中で、誰にも相手にされないくらいなら、いっそ消えてしまいたいって。思ったことありませんか?
*さらっと読める短編です








『明日になったら、きっと。

あなたはわたしを見つけられないよ』





いなくなるはずないのに



どこを探しても



彼女の姿が見えなくて





『彼女を見つけたいならさ。

空気の中を探さないと、ね?』





教室は今日も変わらない