お前が俺を王子と呼ぶなら
俺の姫はお前だよ
あの日、あなたは私にそう言った
ねぇ、良太
人は誰しも完璧ではない
もちろん、良太も…綾乃も…
作られた物語のような
完璧な王子様とお姫様を
演じきれなかった
そんな良太と綾乃は
出来損ないの王子様とお姫様
だけどね、少なくとも
綾乃の目に映る良太は
唯一無二の完璧な王子様だったよ
綾乃はどうだった…?
この物語は『mermaid princess』の
登場人物、良太視点で書いたものです。
mermaid princessをお読み頂いてから
読まれることをお勧めします。