最中

海の音も味も聞こえた
拍手が波のようだなんて。
なんて素敵なんだろうか。

優のような男性にはとても惹かれます。今を見つめているひとの強さは、先を見つめているひとの強さとは全く違うものかもしれないとすら思う。どっちが強いかとかはあほらしいし、価値のある強さやない強さみたいなのもあると思う。若い内は色々するのが素敵ですけれど、そのあと成功したら格好良くて落ちぶれたらばかなんだっていうのはなんかいや。

結局どうすることも出来ねえのが恋だなあって。抱きしめられるシーン、本当に海に抱かれてるみたいになりました。久しく行ってないからかな。
におい。
べたべた。
温度。
味。
あざやかな開放感。

『サーフィンがしたくてバイトしてるんでしょ』
「ちょっと嬉しかった」

ああ。なにが正しいとかもうばっかばかしいくらい恋って圧倒的ですね。恋の甘さも人生への甘さも、不安も展望もきらきら詰まったさわやかで海みたいな恋でした。

おくれてやって来た青春ですね。