ZAK

余韻を持った終わり方
失踪した女子学生の捜査の為、警視庁から派遣された長瀬と吉田。

数多くの女子生徒の行方が分からなくなっているのに、そのことを隠そうとする学園。

まるで手掛かりが見つからない二人の前に、一人の少女が現れる。

出だしはミステリーっぽいですが、内容は怪談系のホラーです。

長瀬のやる気のなさが地の文にも現れていて、それが逆に恐怖を呷る感じがします。

なんだか解らない感じで終わるのも、ホラーっぽくて良いです。

ですが、個人的には巻末に収録されているショートショート「恐怖のムック本」の方が好きです。

非常に上手いです。

確かにあのムック本は売れるでしょうね。