月華の陰陽師1ー朧咲夜、裏の真相ー【完】

作者桜月真澄

陰陽師の大家、月御門白桜と影小路黒藤の物語。朧咲夜の裏の真相でもあります――。

Gekka no Onmyozi


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『朧咲夜』、『さくらの血契』シリーズを先に読んでいただけるとよくわかる物語だと思います。


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月御門白桜

Tsukimikado Hakuou

斎陵学園高等部一年生。

御門流当主。

女に生まれながら『女性(にょしょう)』を奪われているため、男で通している。

そのためか、男子にも女子にもファンがいる。




影小路黒藤

Kagenokozi Kuroto

斎陵学園二年への転校生。

小路流正統後継者。

当代最強の陰陽師と称される。

生まれつき、前髪の一房に銀色が混じっている。

口癖は「白は俺の嫁!」(後ほど白桜にシメられる)。




水旧百合緋

Minamoto Yurihi

水旧家の長子だが、幼い頃から白桜の家に預けられている。

白桜、黒藤は幼馴染。現在手に入れたばかりのスマホにハマってる。

見た目は淑やかな美人で、狙っている男たちから白桜が護っている。




天音

Amane

白桜の式。

銀髪と銀色の瞳、着物と羽衣をまとった天女のような見た目ながら、以前は妖異からも恐れられる『鬼神(きしん)』の一角だった。

戦闘時は今も大鎌を振るう。




無炎

Muen

白桜の式。

面差しは黒藤そっくり。

妖異の時は紅い髪だが、人型をとると黒くなる。

白桜の護衛のためにクラスメイトをしている。




無月

Mutsuki

黒藤の式。

人型はとらない。

黒藤、無炎と似た顔立ちだが、二人と違って寡黙。要点しか言わない。

明けの空のような藍色の髪。




Yukari

黒藤の式。

戦闘向きではなく常に人型をとっている。

百合緋と天音を着飾らせるのがすき(百合緋と違って天音は服装に頓着がない)。

いつか白桜を着飾らせたい。




涙雨

Ru

黒藤の式。

紫色の小鳥。霊力がない人には黒い小鳥に見える。

黒藤が天龍に引っ込んでから式に下ったので、白桜たちとは面識がなかった。

人型をとると六、七歳くらいの男の子。




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鬼の頭領に、ある依頼をされた白と黒。


鬼が好いてしまった一つのたましいとはー?



朧咲夜、裏の真相――




時系列では、さくらの血契の少し前、朧咲夜の五話あたりです。




2018.5.26 綴りはじめ


sakuragi