好きになった人は吸血鬼でした。-さくらの血契1-【一人称修正ver.】【完】

作者桜月真澄

吸血鬼に助けられた真紅。吸血鬼の黎は、真紅に「血を与える主にならないか」と言ったのに、姿を消してしまう。それなのに、黎の傍にいられないのは真紅の方だった。

『好きになった人は吸血鬼でした。』を一人称に直したものです。


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-さくらのちぎり-



初めて好きになった人は、吸血鬼でした。



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私を助けてくれたのは、銀の瞳をした吸血鬼。


勝手に私を助けて、血を与える主にならないかって言ったくせに、目覚めたらもういなかった。


もう一度逢いたい。でも、名前しか知らない。


‥そんな風に思っていたら、親友が入院してる病院で再会⁉


しかも切羽詰っていた私、「彼氏になって!」とか言ってしまいました!




「……もう、逢わないって言ったのに……どうして、今いてくれるの?」



「言った。でも……逢えたらいいな、とは思っていた」



私は、逢いたいと思っていた。



……でも、傍にいられないのは私の方だった。



16歳の誕生日。

封じられていた血が目覚める――。



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桜木真紅

Sakuragi Mako

隠された正体のために、自分の出自を知らず育った。



小埜黎

Ono Rei

半分が日本の鬼、半分が英国の吸血鬼の青年。

真紅を助けたが、姿を消してしまう。



桜城架

Sakuragi Kakeru

真紅のクラスメイト。王子様然としている。



梨実海雨

Nashimi Miu

真紅の親友。病気がちで入院中。



桜木紅亜

Sakuragi Kurea

真紅の母。



影小路黒藤

Kagenokozi Kuroto

影小路家の後継者の陰陽師。



月御門白桜

Tsukimikado Hakuou

月御門家当主で黒藤の幼馴染。同じく陰陽師。

秘された本性がある。



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2018.9.25~


Sakuragi presents



吸血鬼と陰陽師と退鬼師。

血をめぐるダークファンタジー?(ラブコメ寄り)開演です

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