『私達、似た者同士なんだね。』
__惚れさせたのはお前だからな。
ふと気付いたときにはいつも身体が勝手に動いていた。
『ふぅ、んん』
深いキスを零して、
『これでお前も同罪だから。』
__なんて言い放つ俺は最低だ。
『何する気なの、?』
逃げ場のないコイツはそう呟く。
『分かってるくせに。
逃げたらバラすからな、俺とキスした事。
なに、それとも期待してるわけ?』
ニヤリと笑えば、下を向くソイツ。
狡い方法でしか繋ぎとめられない。
そんな俺をアイツらは許してくれんのかな。
___なんでずっと黙ってたんだよ。
『 』
空気に跨る音は、星空に呑み込まれていく__