超能力で男をあやつり人生を豊かにする物語

作者ムー

超能力を身につけたユキはグレン、フィヨルド、フーマ、ジャックを使役して働かせる。
そしてユキは遊びまくる。

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ユキは修業をして瞑想力を高め、頭のなかにうつる光景にでてくる男を従えることができるようになった。

それではたらかずに豪遊できた


ユキはホテルのスイートに寝泊まりしている。

食事も豪華なものだ。

ユキは専属タクシーで百名山やロングトレイルへいき、何日後かに山をおりたときもバスや電車など待たなくていい。

専属タクシーがきてくれてユキをホテルのスイートにおくってくれる。

登山服は毎日クリーニングしてくれる。

ホテルのなかにはスポーツクラブもある。

自由そのものだった。


毎日登山もつかれるからランニングとケトルベルトレーニングだけとか、外国語の勉強、アクロバット、クライミングやヨガなどのインドアトレーニングに変更したりする。

そういう勉強、トレーニング時はグレン、ジャック、フーマ、フィヨルドがやってきた。

もちろん、山歩きのときも、その男4人付き添いでボディーガードしてくれる。


田舎をランニングしてる途中だった

「あの男をやれ」

ユキはグレンに命令した。やれとは、殺せということだ。

30代くらい、白い作業着を着た男は車のそばで夜に立っていた。

グレンはその男に近付き、首を折った。

男はなにも言えずに絶命した。

防犯カメラもない田舎なのでたやすい。

ユキはすでに先のほうへむかっている。


ユキはもともとおとなしくてかわいくて優しい娘だった。

グレンに対して敬語ではなしかけた。

グレンはユキの好意に気づいていた。

だがユキは山で修業して超能力を会得してから、隠れて殺人を行うようになる。

子供が買うようなおもちゃの杖をもってふりまわしては殺人していた。

グレンがユキをしばろうとしたが、

「わたしは誰にも縛られない。わたしは尊い存在なのよ!」

ユキはグレンをはじきとばした。

グレンは背中を壁にうちつけて倒れた

グレンは頭痛がひどくなり、ユキの言葉が頭に染み込んできた

グレンは金縛りにあい、身体ががたがたふるえだし、いやな汗をかいて発熱した。

グレンはいままで風邪をひいたことがない。

熱でぜいぜいして起き上がることすらできず苦しんだ。


気がつくとユキが心配そうにグレンをみている。

グレンの身体にふとんがかけられていた。

「ユ、ユキ・・・」

グレンがユキをみつめた。

「あなたは私が男に暴力をふるわれたとき、助けてくれたわね。ひきこもりになった私をいつも気にかけてくれた。だからやらないわ」

ユキは去ろうとした。

「復讐したいなら俺にも手伝わせてくれ」



グレンに男をやれというようになった。

ユキのいじめられやすいかわいい顔とまじめな声でいうから違和感ははじめはしていたが、慣れるとふつうになるから怖い。


グレンはユキのいいなりになることが仕事になった。

新参者のジャックはユキの超能力を封じようとするが、グレンがいなければユキはジャックになにをされたことやら。

「俺は自分の生活費しか稼がん」

ジャックはユキのホテルのスイート代を払うため貯金を切り崩し、しかもユキのトレーニングだの勉強だのにつきあうのはいやがっていた。

それをグレン、フィヨルド、フーマがおさえこんでしっかり教育した。

するとジャックはめったにわらわないのだがユキに微笑を浮かべて話すようになった。

そして外国語の予習、復習を考えてくれるようになった。


フィヨルド、フーマはユキに忠実そのもので、ユキを選ばれた人だと思っている。

山奥で寝泊まりするときは食事やヨモギ、檜風呂の用意をしてくれて、地図がなくても歩けるようにガイドをしてくれたり、しんどいときは荷物を持ってくれていた。


こうしてユキの超能力は男たちを使役させて、ユキの自由きままに生きるのに大いに役立つものとなった。

復讐も果たしてユキは憑き物を祓った気分でストレスもなく暮らしていけるユキがジャックとあんなことになろうとは。