学生の頃、魔法のiらんどに入り浸って読み漁ってました。その中でも魔法ノ花は私にとって特別で、1番好きな作品です。魔法のiらんどがサービス終了すると聞いて、真っ先にこの作品をもう一度読まないといけないと思いました。
ただ、これだけ好きなのに、なぜか作品の最後を思い出せなくて不思議だったんです。今回読んで気付きました。まさかの最後まで読んでいなかったです。VIIIの0ページで栞が挟んであったので、確か非公開だったのかな?何せ物語の終わりを見届けられてよかったです。
これだけ長いシリーズ作品を完結させるのがどれだけ大変だったか、想像もつきません。終盤でシリアスな展開が増えていくにつれて、この作品の持ち味であるコメディとの両立に苦労されたのではないかと思います。そんな事を感じさせないほど、最初から最後までアクセル全開で、読み進める手が止まりませんでした。伏線が張り巡らされていて、読んでいくにつれて話が繋がるのが楽しくてしょうがないです。何回読んでも楽しめます。
魔法ノ花シリーズは終わってしまったけれど、セーラたちの人生は私の中で続いていくので、思っていたより悲しくないです。完結したからこそそう考えられるので、るなさんには感謝しかないです。私の人生の中で、この作品に出会えたことは幸運でした。長々と書きましたが、完結本当にありがとうございました。