とても綺麗で通る声を持つ歌が大好きな美少女、藍原恋羽は、ある理由でその姿を隠し、地味女として生活している。

そんなある日、恋羽の前に整った顔の絋が現れて...

ここは桐岡市にある奏百合高校、通称カナ高。


カナ高には新しく出来た奇妙な噂が1つある。


それは、

"カナ高の制服を来ているのに、見たこともない美少女が放課後にだけ姿を見せ、歌っている"

というものだった。


時間も場所も不定期で、どこに現れるか分からない。

どこの誰かも分からない。

見た人は全員放課後のみ。


その歌を聞いた人は虜になるとさえ言われている。

とても綺麗な声で歌うらしい。


これらの情報から

"幻の歌姫"

と言われている。


その歌声、姿を一目見てみたいと、放課後は残って探している生徒も多いが、見た人は少ない。


だからか、今ではオカルト化している部分がある。